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化物語シリーズ 感想 評価 レビュー


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「〈物語〉シリーズ」(モノガタリシリーズ)は、『化物語』(バケモノガタリ)を始めとする、西尾維新による小説シリーズが原作。
化物語、傷物語、偽物語、猫物語、傾物語、花物語、囮物語、鬼物語、恋物語、憑物語、暦物語、終物語、続・終物語、(愚物語、業物語、撫物語、結物語は現在アニメ化されていない)が出ている。
21世紀初頭の日本の田舎町を舞台とした、阿良々木暦(あららぎこよみ)と彼に出会った少女たちの、「怪異」に関わる不思議な物語。
本作に登場する「怪異」のモチーフは民間伝承であるが、基本的には西尾の創作。怪異と戦って倒すような展開はほとんど無く、怪異の出現した原因を探ったり、謎を解いて事件を解決するというのが本作のストーリーである

あらすじ
とある田舎町の男子高校生・阿良々木暦は、街に現れた瀕死の女吸血鬼を助けたことがきっかけで、吸血鬼もどきの人間となってしまう。女吸血鬼はその力を封じられたものの、「怪異の王」たる吸血鬼の出現はこの街の霊的エネルギーを乱し、様々な怪異の類が出没するようになる。暦はそうした怪異に憑かれた少女と出会い、彼女たちを助けるうちに人間的に成長していく。

管理人によるあくまでも個人的な感想

主人公が吸血鬼に襲われてから、色々な怪異事に巻きこまれていくお話です。
なんか京極夏彦さんの小説に似てるなあとか個人的に思いました。
もっとギャグ色が強いですけどね。
個人的には特に好きな作品の一つです。
原作小説も全部読んでいます。
アニメは今(2017年4月現在)劇場公開中の傷物語III(冷血篇)だけまだみてません。
アニメランキングTOP10などによくはいる作品ですが、合う合わないがはっきり分かれる作品だと思います。
この作品の魅力は会話劇です。日本語の言葉遊びというのでしょうか。
たまに戦い的なものもありますが、会話が多く動きは少ないです。
「語」とついているように「かたり」がメインです。
うごく紙芝居という感じですかね。
「語り」が難解な部分があり、ちゃんと言葉を目と耳で理解してみていくと、とても面白いです。
壁紙なんかにメッセージがあったり、会話でその背景が変化したり、秘密がいろいろでていたり、パズル的な部分があり、謎解きのような楽しさもありました。
理解できない、またはさらっと見たい人、目で動きを楽しみたい人は合いません。
キャラクターの一方的な「語り」ですので、この「語り」が楽しい人は高評価。
「語り」が退屈な人は低評価のようです。

他のアニメにはない、独特な背景デザインやBGMもおしゃれでセンスがあると思います。
私も最初はただのおしゃれアニメ的な感覚でみていましたが、物語が進むにつれ、各キャラクターの内情がわかっていき、どんどん作品の魅力に引き込まれていきました。
キャラは変人だらけ。ストーリーはシンプル。「語り」は難解。
登場人物の一方的な「語り」で進行する話は、他に類を見ないアニメで楽しめました。
アニメの放映順と時系列は違うので、時系列順に見直してみるとストーリーを理解しやすかったりします。
ちなみに時系列順はこちら。小説順、アニメ順も結構時系列がバラバラなので求めてみました。
『傷物語』「Ⅰ鉄血篇」(2016)「Ⅱ熱血篇」(2016) 「Ⅲ冷血篇」(2017) 『猫物語(黒)』『化物語』『偽物語』『傾物語』『鬼物語』『猫物語(白)』『終物語』『囮物語』『恋物語』『憑物語』『暦物語』『終物語』『続・終物語』『花物語』『愚物語』『業物語』
となります。
シャフトの演出は不思議、違和感、独特といった表現がうまいですよね。シャフトだからこそ、この作品の良さをうまく引き出せたのではないかと思います。
個人的評価は★★★★☆です。




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